【ボート】下関周年は深川真二が制圧
「競帝王決定戦・G1」(16日、下関)
下関ボート「G1・開設61周年記念」の優勝戦は12Rで行われ、1号艇で1番人気の深川真二(41)=佐賀・71期・A1=がイン速攻で1着。2012年10月芦屋周年以来、3年ぶり4回目となるG1優勝を飾った。2、3着は下條雄太郎(長崎)、吉川元浩(兵庫)が入り、2連単、3連単ともに1番人気で決着した。
豪華メンバーが集結した今回は初日、2日目、3日目とトリプルドリームを実施。昨年覇者の今村豊、白井英治、寺田祥ら地元山口勢が敗れ、瓜生正義(福岡)がフライング(F)。岡崎恭裕(福岡)、毒島誠(群馬)らが途中帰郷するなど波乱が相次いだ。そんな中、初日に3着の深川は、2日目以降オール2連対で予選得点率トップ。準優、優勝戦と文句なしの逃げを決めた。「最終日は回っていなかったからペラを微調整したくらい。いい足だった」と納得の足に仕上げて戦い抜いた。
深川は昨年11月浜名湖周年の準優でF。そのペナルティーで今年前半は一般戦回り。「最近は真ん中くらいの調整から始めて、どちらの方向へ行くか決める。いいエンジンも引くし、足も仕上がってリズムはいい」とG1戦線に復帰後は順調。9月多摩川周年で今年G1初優出を決め、10月の下関で優勝。次のSGボートレースダービー(浜名湖)へ弾みをつけた。
「浜名湖は好きやけん、この勢いを持っていきたい。今村豊さん、松本勝也さん、ウリ坊(瓜生正義)らがアドバイスしてくれて、腰の痛みも全くない」と晴れやかな表情。続けて「僕は遅咲きやけん、これからまだまだやるよ」と大舞台での活躍を誓った。
◇下関G1優出選手の次走
深川真二(佐賀)20~25日 浜名湖SG・ボートレースダービー
下條雄太郎(長崎)23~28日 津・一般戦
吉川喜継(滋賀)20~25日 まるがめG3・サントリー ザ・プレミアム・モルツカップ
森高一真(香川)20~25日 まるがめG3・サントリー ザ・プレミアム・モルツカップ
吉川元浩(兵庫)20~25日 浜名湖SG・ボートレースダービー
吉村正明(山口)23~28日 津・一般戦