「菊花賞・Ｇ１」（２５日、京都）
最後の直線、馬群をこじ開けて伸びたのは演歌界の大御所・北島三郎の所有馬キタサンブラックだった。道中は中団で折り合い、各馬が早めに動くなかでも鞍上はジッと我慢。インから力強く末脚を伸ばし、同オーナーも馬自身も悲観のＪＲＡ・Ｇ１初Ｖを飾った。
一方、ダービー２着馬のサトノラーゼンは２番枠からロスなく運んだが、決定力のある脚は使えず５着に敗れた。
「道中は内で我慢してくれたが、最後は手応えほど切れてくれなかった。距離なのかもしれない」と岩田康誠騎手は敗因を分析。３頭出走したディープインパクト産駒はリアルスティールの２着が最高で、芝３０００メートル以上の平地戦での初勝利は今回も決められなかった。
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