【競輪】近藤龍徳が第11代の夜王に

賞金ボードを掲げ舌を出す近藤龍徳=函館競輪場(撮影・開出牧)
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 「サマーナイトフェスティバル・G2」(23日、函館)

 12R決勝戦は近藤龍徳(24)=愛知・101期・S2=が1着。前を任せた浅井康太(三重)が不発だったが、最終4角から空いた中を突き抜けた。ヤンググランプリ2014(12月・岸和田)に続いて、2個目のG2タイトルを手にして、優勝賞金1100万円(副賞込み)を獲得した。勝負どころで8番手に置かれながらも、まくり上げた新田祐大(福島)が2着に入り、3角から内を突いて直線で伸びた芦沢大輔(茨城)が3着。2車単(5)(7)は1万9710円(41番人気)、3連単(5)(7)(8)は30万10円(391番人気)と車券は高配当で決着した。

 近藤は祖父・幸男(9期=引退)、父・幸徳(52期)、兄・良太(93期)と競輪一家に育った。「父の影響」で日本競輪学校(101期)に入学。2012年7月に一宮でデビュー。165センチ、59キロと小柄ながらも、競走センスの高さと、物おじしない性格でコツコツとランクアップ。昨年12月にヤンググランプリ2014を制した。

 「浅井さん、金子(貴志)さんのおかげです。準決で連係して落車してしまった金子さんにいい報告ができます。今回の賞金で来年の名古屋ダービー(G1・日本選手権。16年3月8~13日)に出場できそうだし、このあとは(選考期間内の賞金上位27人に与えられる)特選シードを目指して頑張ります」と抱負を語った。

 「脚はないけど、勝負強さだけはあります」と胸を張る近藤。次はG1で大暴れすることだろう。

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