【地方競馬】川島調教師の告別式

遺族を代表して挨拶をする四男で騎手の正太郎(左)と妻・るみさん
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 地方競馬の希代の名トレーナーで、7日に肝臓がんと糖尿病の合併症による呼吸不全で亡くなった川島正行調教師(享年66)の告別式が13日、千葉県船橋市の古谷式典船橋斎苑でしめやかに営まれた。

 競馬関係者、一般弔問客など約250人が参列し、故人との最期の別れを惜しんだ。戒名は「思いやりがあって勇ましい、馬の扱いなどに秀でている男、偉大な正行」の意味を持つ「仁勇院英駿道正清居士」(じんゆういんえいしゅんどうしょうせいこじ)とつけられた。

 千葉県調教師会副会長の林正人調教師が弔辞を述べ「さまざまな試行錯誤をしながら、われわれをご指導くださいました。トップリーダーを失った今、不撓(ふとう)不屈の精神で頑張ってまいります」と天国の川島さんに誓った。

 厩舎長の多田厩務員は「開業時は2人だった厩舎が、こんなに大きくなって。数々の馬を勝たせていただき、ありがとうございました」と語りかけた。

 喪主の妻・るみさんに代わってあいさつした四男で騎手の正太郎は「偉大な父の背中を見て育ってきました。今後は父を見習って頑張っていきます」と語り、参列者の涙を誘った。

 ひつぎには黒の帽子とお気に入りのシャツが添えられた。出棺時には厩舎関係者がひつぎを運び、霊きゅう車が出発するときは「川島先生!」「ありがとうございました」と声がかかった。

 千葉県競馬組合は、川島調教師の偉業をたたえ、26日の船橋競馬9R終了後にウイナーズサークルで追悼式を実施。同日の10Rは「船橋最強調教師 川島正行追悼記念」のレース名で行う。また、22~26日の開催期間中には、ウイナーズサークル付近に献花台と記帳台を設置する。

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