上原さくらが芸能界の苦悩、英語で告白

 3年半ぶりにブログを再開し、芸能界復帰へ動き出したタレントの上原さくら(39)が昨年末、2年生で在籍している大学で英語スピーチコンテストに参加、その中で芸能界で遭遇した苦悩を告白していた。2日未明に更新したブログに、そのスピーチ全文を掲載した。

 原文は先生に強く勧められ、2週間ほどかけて書き上げた。ステージで約6分間、それを元にスピーチした。

 上原はその中でまず、17歳で芸能界入りしたとき、いつも完全なパフォーマンスを見せなければならないという重圧にさらされていながら、それがやりがいにつながっていたと話した。

 だからもう勉強を続ける気はなかったが、大学生になった友人たちが語るキャンパスライフをうらやましく思い、自分もいつかそんな体験をと、夢見るようにもなっていた。

 そして30歳になったころ、上原は自分の人生を変えてしまいたいと思い始めたが、同時にそれは無理だともあきらめ、同じ道を歩み続けた。

 そんな状況を、上原はまるで罠にかかったように感じ、「閉ざされた檻の中で、徐々に水中に沈められていく」とたとえた。友人たちは政治の話、社会的な話題、あるいは世界のことを語るのに、上原は付いていけなかった。彼らは自在に自分の人生を切り開いているように見えた。

 そんなとき、上原は離婚に始まる人生の危機に対面した。「情緒不安定」で芸能活動休止に至ったが、やがて上原はその危機を、「何かを始めるきっかけに」と、前向きに考えるようになった。「何かを始めるのに年齢は関係あるのだろうか?」と。

 スピーチの最後は「I’m 38 So what?(私は38歳。それがどうしたっていうの?)」だった。上原は拍手に包まれ、入賞を果たした。

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