桂米朝 退院して食欲も旺盛に
落語家の桂米團治が55歳の誕生日となる20日、都内で「米朝落語全集 増補改訂版」(全8巻、2巻まで既刊)の刊行記念会見に出席し、8月に肺炎のため入院した父で落語家の桂米朝(88)について明かした。
すでに退院しており、現在は車椅子生活ながら歩行のリハビリを続け、食欲は旺盛でステーキを食べる日もあるという。
米團治は「まだ生きています」と笑わせ、「口数は減りました。いらち(短気)だったんですが、好々爺(や)みたいな感じ。それを残念だと言うお弟子さんもいますが、キレイな“枯れ方”をしているなぁ、と思います。もう(高座に上がる)欲はないんじゃないかなぁ」と近況を語った。