やり投げ新井涼平はベスト8に残れず

 「陸上世界選手権・男子やり投げ」(25日、北京)

 12人による決勝が行われ、日本歴代2位の86メートル83の記録を持つ新井涼平(24)=スズキ浜松AC=は2投目に83メートル7を投げたが前半の3投を終えて9番目となり、4投目以降に進めるベスト8に入れなかった。

 前半の3投を終えて、トップはイエゴ(ケニア)が3投目にマークした今季世界最高の92メートル72。

 新井は1投目に80メートル81をマーク。1投目に続いて大声とともに北京の夜空に突き刺した2投目は83メートルを超えた。ビッグスローの応酬となる中、勝負をかけた3投目は助走でスピードに乗ったが、止まりきれずに足が出てしまいファールとなった。

 新井は所属先の先輩、09年ベルリン大会で五輪、世界選手権を通じて日本選手初のメダルとなる銅メダルを獲得した村上幸史以来の予選通過。その村上以来のメダルを狙ったが、レベルの高さに泣いた。

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