サニブラウン国内で負けた 100m決勝

 「全国高校総体」(30日、紀三井寺陸上競技場)

 陸上100メートルの男子は世界ユース選手権で200メートルとの2冠に輝いたサニブラウン・A・ハキーム(東京・城西2年)は10秒30で2位だった。大嶋健太(東京3年)が10秒29で2連覇を果たした。女子はエドバー・イヨバ(東京3年)が11秒72で昨年に続いて優勝した。

 後半の追い上げもわずかに届かなかった。優勝候補のサニブラウンは0秒01差で初の頂点を逃した。「調子は悪くなかったと思う。3年生の意地に負けたかな」と、さばさばした表情で大嶋に敗れた決勝を振り返った。

 予選(10秒60)、準決勝(10秒40)は余裕の走りだった。桐生祥秀(東洋大)が京都・洛南高時代に出した大会記録10秒19の更新も「狙っていた」という。決勝はやや出遅れたものの「後半伸びてくるタイプ」と話す通り、焦りはなかった。だが、持ち味のストライドが大きくなりすぎたこともあり、あと一歩及ばなかった。

 2冠に輝いた世界ユース選手権から帰国して1週間余り。疲れがなかったはずはない。練習もほとんどできなかった。それでもガーナ人の父と日本人の母を持つスプリンターは、自己ベストにあと0秒02に迫る記録で地力を証明した。

 目標に掲げていた3冠達成は逃したが、気持ちは切り替わっている。最も得意な200メートルを見据え「勝ちにいこうと思う」と気合を入れ直した。

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