2016.04.18

関大元監督・達摩氏が死去　甲子園審判

関西大学１００周年パーティーに出席した達摩省一さん（左）と山口高志・関大臨時コーチ＝２０１５年１月

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　高校野球の審判などで知られる達摩省一（だるま・せいいち）氏が３月１３日に肝不全のため、大阪市内の病院で亡くなっていたことが１８日、分かった。７９歳だった。

　達摩さんの出身大学で野球部監督も務めた関西大学と日本高等学校野球連盟が同日、連署で発表した。葬儀・告別式は３月１６日に近親者によって営まれ、近日中に関係団体で弔意を表す会を行う予定だという。

　達摩氏は大阪・寝屋川高から関大へ進み、卒業後は大阪鉄道高校（現大産大附高）を経て関大に勤務。同校野球部では１９６７年春から７２年秋にかけて監督を務め、リーグ戦７度の優勝を達成。７２年には山口高志投手（現野球解説者）を擁し、全日本大学野球選手権を制覇するとともに、全日本代表の監督として第１回日米大学野球選手権大会での優勝も果たした。

　達摩氏はまた、後年に高校野球の全国大会での審判、選抜大会の選考委員も務めるなど、学生野球を中心に日本のアマ野球界に大きく貢献してきた。