東都“ドラ1対決”は駒大・今永に軍配

 「東都大学野球・1部2部入れ替え戦、駒大1-0東洋大」(7日・神宮球場)

 駒大が先勝し、1部残留に王手をかけた。DeNAにドラフト1位指名された今永昇太投手(4年・北筑)が3安打完封の快投。ヤクルト1位の東洋大・原樹理投手(4年・東洋大姫路)との“ドラ1対決”を制した。

 140キロ台前半の直球を軸に、制球よくコーナーを突き、12奪三振の快投。3月に左肩を痛め、今年は春秋リーグ戦で未勝利に終わっていたが、完全復活を印象づけた。

 「今日に臨むに当たって、気持ちを含めて足りなかった部分を一から強化してきた。原点回帰できた結果」と今永。入れ替え戦に回ることが決まってからは、走り込みに加え、投げ込み量も増やして肩のスタミナを強化。東都1部リーグ現役最多18勝を挙げた輝きを取り戻した左腕に、西村亮監督も「今永頼みなのがウチのチーム。最後の最後まで集中力を切らさずに投げてくれた」と最敬礼した。

 一方の東洋大・原も、8回5安打1失点の好投。しかし、打線の援護がなく、八回にスリーバントスクイズで失った1点に泣いた。

 四回には、慣れない神宮のマウンドの硬さに右ふくらはぎをつる場面も。大黒柱としてチームに勝ちをもたらせず「情けない」と、自分を責めた。

 初戦を落とし、1部昇格のためにはもう負けられない状況。主将でもある原は「連投?全然行きます。ここで悔いが残るような戦いをして、この先の野球をやるのは、自分が一番つらい。全力で投げます」と、フル回転を志願した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス