ヤクルトVマジック「3」点灯 最短29日

5回ヤクルト1死二、三塁、石川雅規の先制適時打で生還した雄平(41)を迎える真中満監督(左から2人目)らヤクルト首脳陣=東京ドーム(撮影・西岡正)
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 「巨人1-2ヤクルト」(27日、東京ドーム)

 首位・ヤクルトが2位・巨人との直接対決を制し、ついに優勝マジック「3」を点灯させた。最短で29日に14年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 ヤクルトは石川、巨人は菅野が先発。ヤクルトは五回、1死二、三塁から石川の右前適時打で先制。なおも1死一、三塁から上田の二ゴロ間に追加点を挙げ、計2点を奪った。

 石川はその裏、代打・井端に犠飛を許したが、5回3安打1失点の好投。六回以降は救援陣が無失点リレーでリードを守りきった。

 13勝目を挙げた石川は、先制打の場面を「ダメもとで来た球をしっかりとミートすることを心がけました。たまたまですよ。気持ちでバットに当たってくれたかなと思います」と振り返った。マジック点灯については「マジックは付きましたけど、一戦一戦、戦う気持ちは変わらない」と気を引き締めていた。

 巨人は先制された直後の五回に代打・井端の犠飛で1点を返したが、六回以降はヤクルト投手陣の小刻みな継投の前に封じられた。

 巨人の連勝は5でストップ。球団記録を更新していた東京ドームでの連勝も12で止まった。

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