元ヤクルト古田敦也氏が野球殿堂入り

 野球殿堂博物館表彰委員会は23日、2015年度の野球殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー表彰として、元ヤクルト捕手の古田敦也氏(49)を選出。古田氏はこの日、東京ドーム内の同博物館で会見した。

 古田氏は「まさか、このような所に入れるとは夢にも思っていませんでした。いろんな方々に感謝したい」と喜びを表した。

 また、プロ野球に入ってから影響を受けた人について、「野村監督には本当、厳しく指導していただいて、進歩し成長できた。精神的にも強くなりましたし」などと話した。

 兵庫県出身の古田氏は、川西明峰高から立命館大、トヨタ自動車を経て1989年度ドラフト2位でヤクルトへ入団した。

 社会人時代の88年にはソウル五輪(野球は公開競技)に出場し、主力として日本の銀メダル獲得に貢献。プロ入り後も当時のヤクルト・野村克也監督指導のもと、1年目からゴールデングラブ賞を獲得するなど頭角を現した。

 守備の要としてだけでなく、打者としても主軸で活躍。91年には打率・340で首位打者に輝き、2005年には捕手としては野村氏以来史上2人目、大学、社会人を経てプロ入りした選手としては史上初となる通算2000本安打を達成した。

 最優秀選手にも2回(93、97年)選出され、ベストナインを9回、ゴールデングラブ賞を10回獲得した。現役通算2008試合に出場し、2097安打、217本塁打、1009打点、打率・294。まさに殿堂入りにふさわしい輝かしい実績を残し、現役晩年の06、07年にはプレーイングマネジャーも務めた。

 また、殿堂入り特別表彰では日本リトルリーグを創設した林和男氏(故人)、朝日新聞社の創設者で全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会)を設立した村山龍平氏(故人)が選ばれた。

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