古田氏 一問一答「次の世代に伝える」

 野球殿堂博物館表彰委員会は23日、2015年度の野球殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー表彰として、元ヤクルト捕手の古田敦也氏(49)を選出した。

 古田氏はこの日、東京ドーム内の同博物館で会見した。一問一答は次の通り。

 -殿堂入りを果たして。

 「まさか、このようなところに入れるとは夢にも思っていなかった。いろいろな方に感謝したいと思う。まずは両親。父は去年他界したんですけど、喜んでくれていると思う」

 -ヤクルト時代は野村監督に指導を受けた。

 「本当に厳しい指導をしていただいて選手として成長できた。精神的にも強くなった。あまり強くなかったスワローズも強くなって責任も大きくなった」

 -93年に西武を破って日本一。

 「93年の日本シリーズは大きなターニングポイント。92年も(セで)優勝はしたけど、王者は(日本一の)西武。1年やって何とか王者を倒せた。ヤクルトスワローズを認知してただいた大きな出来事だった」

 -次代の捕手育成をしていきたいか。

 「僕も野村監督からいろいろと継承されて、18年、現場でやっている実績もある。次の世代に伝えていかないといけない。僕の使命であり仕事だと思う」

 -プロ野球への要望。

 「子供たちにとって、プロ野球はあこがれの存在であり続けないといけない。選手にも大きな責任がある。心して頑張ってほしい」

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