巨人の杉内俊哉投手が12日、東京ドームで行われた阪神11回戦に先発して六回に上本博紀からこの試合3個目の三振を奪い、プロ野球22人目の通算2千奪三振を達成した。1930回2/3での到達は、西武時代に記録した石井一久の1967回2/3を上回り、プロ野球史上最速となった。
杉内は鹿児島実高から三菱重工長崎を経て2002年にドラフト3巡目でダイエー(現ソフトバンク)に入団。初奪三振は同年4月1日のロッテ戦でサブローから記録した。05年に18勝を挙げて最多勝を獲得し、パ・リーグ最優秀選手(MVP)と沢村賞に選ばれた。