昨年6月に行われた全国高等学校定時制通信制軟式野球大会・神奈川予選に、川崎市立高津高校定時制4年生としてベンチ入りし、「83歳の女子高生野球部員」として話題になった上中別府チエさん(84)が6日、DeNA‐阪神戦(横浜スタジアム)の始球式に登場した。
捕手役を務めた中畑監督から「頑張って」と肩をもまれ、マウンドに送り出された上中別府さん。大きく振りかぶると、ワンバウンドとはいかなかったものの、力強い投球を見せた。
当時の仲間たちもサプライズで応援に駆けつけ、感無量の表情を見せた上中別府さんは、「夢の夢だった始球式ができて本当に楽しかったです。最高でした」と話した。