大谷翔平の負傷者リスト入りは否定 ロバーツ監督「今は考えていない」 新たに首の異常も明かす 5日以降の出場は「日々の状態を見て判断」
「ドジャース-カージナルス」(3日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前会見で、大谷翔平投手を負傷者リスト(IL)には入れない考えを示した。「負傷者リストについては今は考えていない。今は日々の状態を見て判断する状況だと思っている」などと話した。4日(日本時間5日)以降の出場については未定。
大谷はこの日、7月30日のマリナーズ戦以来、31試合ぶりにスタメンを外れた。ロバーツ監督は大谷の状態について右上腕から首にかけての箇所と左膝に違和感があると説明した。首の違和感が明らかにされたのは初めて。ロバーツ監督は「今日は休ませる。後で試合終盤の出場の可能性について状態を確認するつもりだが、今日はメンタルとフィジカルの休養日として過ごしてほしい。それから今日のどこかで彼と話して、休養を入れたことでどう反応しているか確認したい。そこで明日どうするかを決められると思う。負傷者リストについては今は考えていない。今は日々の状態を見て判断するという状況だと思っている。昨夜の彼の様子を見れば、休養が必要だったのは誰の目にも明らかだったと思う」と説明した。
患部の状態については「彼が訴えたのは主に右上腕と首のまわり、そのあたりのエリアで、しっかり力が入らないという感覚だった。何か連動しているのかどうかは分からないが、思うように“反応しない”状態だった。だから昨日見たように、顔をしかめたり、腕を振ったりして、なんとかスイッチを入れようとしていた。でも、それができなかった」と話した。
以前から抱えている左膝違和感の打撃への影響についてロバーツ監督は、自身の見立てとして「膝は主に“投球”の方に関係していた話だと思う。昨夜、そしてここ1週間の様子を見ても、膝が打撃に影響している兆候はなかった。走塁時に少し膝の状態が分かる場面はあったけれど、それが打撃に影響したとは感じていない。少なくとも、私が見た限りでは影響は出ていない」との考えを示した。
大谷は直近12試合で0本塁打、0打点、打率・130と苦しみ、指揮官は前日の試合後にこの日の休養を示唆していた。大谷に対してはショートメッセージでスタメン外を通達。これに対して大谷は敬礼絵文字で返答したという。大谷は通常、クラブハウスが報道陣にオープンになった時間帯でトレーニングを行っているが、この日は球場入りが遅れ、姿を見せたのは試合開始3時間25分前だった。
大谷はここまで投打同時10試合を含む129試合で打席に立ち、打率・279、ナ・リーグ7位タイの30本塁打、同10位タイの80打点、同3位のOPS・906(出塁率プラス長打率)をマークしている。前日の試合は2度の得点機に三振を喫するなど、今季初の1試合4三振を記録し、無安打に。チームも救援陣がリードを守り切れず、今季6度目で初の延長戦負けで連敗した。
ロバーツ監督は試合後の会見で大谷の打撃について「彼が腕を震わせ、顔をしかめるのを見た。本来のスイングでないのは明白。どこかをかばっているのは間違いない。明日、彼と話し合い、試合に出場できるのかを決めたい」と、この日の試合の欠場を示唆。大谷の出場意欲を尊重しながらも「今日のように見た目にも分かる状態なら誰のためにもならない」と強い口調で話し、負傷者リスト入りの可能性も否定していなかった。
大谷は8月17、18日のロッキーズ戦2試合で3本塁打を記録し、6年連続30本塁打を達成。しかし、19日から前日まで12試合連続で本塁打、打点はともにゼロで、同期間の打率・130(46打数6安打11四死球19三振)、OPS・494(出塁率・298+長打率・196)と精彩を欠いている。
メジャー9年目の今季は3年ぶりに開幕から二刀流で出場。しかし、6月ごろから左膝と右前腕の痛みに悩まされ、7月4日以降は打者に専念している。同中旬に開催されたオールスター戦を治療を優先するため辞退。患部のケアを続けながら試合に出場。8月22日にはライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板できるほどまで回復したが、そこから状態は一気に悪化。シーズン中の投手復帰に黄色信号が灯っている。
