阪神・佐藤輝3戦連発!33号&34号 生え抜き最速通算500打点 量産モード40発ペース マジックは「18」に

 「ヤクルト4-7阪神」(3日、神宮球場)

 ド派手に神宮“輝祭り”だ~。阪神・佐藤輝明内野手(27)が初回に先制の右前適時打を放ち、NPB史上最速タイのプロ6年目で通算500打点に到達した。阪神生え抜きでは田淵幸一を抜き、球団史上最速780試合目での達成となった。三回に今季3度目の3試合連発となる33号ソロ、五回には2打席連続の34号2ラン。1試合2発は今季4度目で25年の自身最多に並び、打点は自身3度目の90打点を超えた。チームは2カード連続の勝ち越しを決め、優勝マジックは18とした。

 佐藤輝が長いプロ野球の歴史の中で、指折りの名選手だということを証明した。球団の生え抜き選手で史上最速、他球団を見ても伝説のプレーヤーに並ぶ、6年目での通算500打点に到達。「でも、もう僕だけじゃなくてね、塁に出てくれているおかげなので、感謝してます」。試合後、ファンからの大歓声を浴びながら、まずはナインを称えた。

 初回1死一、二塁。フルカウントから増居のスライダーを右前へ運び、先制の適時打。年数だけでなく、780試合目での通算500打点は田淵幸一の797試合を更新する球団最速記録。プロ6年目での到達は、長嶋茂雄や清原和博ら過去6人しか成し遂げていない大記録だった。

 ただ、この一打もショーの幕開けに過ぎなかった。三回2死では再び増居のスライダーを真芯で捉え、右翼の中段席へ飛距離137・5メートルの特大弾。「しっかりイメージしながら、いいバッティングができました」。今季3度目の3試合連続本塁打で33号とし、この時点でホームラン争い中の森下に2差をつけた。

 これでショーは終わったかと思いきや、アンコールに応えた。五回1死一塁。今度は松本健から左翼席へ34号2ラン。今季4度目の1試合2発は同2度目の2打席連発。「いいスイングができました」。いくら狭い神宮とはいえ、華麗な流し打ちでレフトスタンドへ放り込んでしまう。打率・324、34本塁打、91打点。残り23試合となったが、シーズン40本塁打、108打点ペースで快音を響かせている。

 守備では悪送球で2失策があった。だが、打ってチームを勝たせるのが4番の仕事だ。そのためにも「もちろん、チームを勝たすには打点がないとダメなんで」と強いこだわりを持っている。藤川監督もエラーには目もくれず、「ゲームを離れて伝えられることとしたら、球場に来ているファンの方々、子どもたちに夢を与えていると思いますよ。素晴らしい野球選手になってきていると思います」と誇らしげに褒めた。

 2位の巨人は試合がなかったため、優勝マジックは一つ減って「18」になった。ゲーム差も「5」に広げ、連覇への道筋がくっきりと見える。「あさってからも頑張ります」。5日からは甲子園での戦いが待っている。もう佐藤輝もチームも足踏みはしない。三冠王へ、優勝へ、ひたすらに突き進む。

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