山本由伸が6回1失点快投!初回に粘られ26球も98球で6回を投げきる 五回大ピンチも最少失点 12勝目の権利
「ドジャース-ブルワーズ」(14日、ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手が初回を無失点で立ち上がったが、ブルワーズ打線の驚異の粘りで26球を要した。それでも配球パターンを変え、98球で6回1失点。メジャー移籍後自己最多タイ12勝目の権利を手に降板した。
先頭にフルカウントまで粘られたが、最後はアウトローのフォーシームで見逃し三振。続くチョウリオにもファウルで粘られたが、7球目のカットボールで見逃し三振。3番・バウアーズとの勝負もフルカウントまでもつれ、最後は低めのカーブを見極められて四球で歩かされた。ボーンは二ゴロに打ち取ったが、26球を要した。
ドジャースは前日の試合でもクローザーのディアスが2点差をひっくり返されて逆転負けを喫するなど、リリーフに不安を抱えている。それだけに球数を投げさせて早めに山本をマウンドから降ろそうという意図を感じるような打席だ。山本はキレ、コントロールとも申し分なくボールが先行しているわけでもない。それだけに相手の戦略が初回から見えた形だ。
味方が1点を先制した直後の二回は先頭のイエリッチを四球で歩かせてしまったが、続くコントレラスを三ゴロ併殺打に仕留めた。そしてララは3球三振。球数を少なく3人で攻撃を終わらせた。
三回もハミルトンを3球三振。だが続くオーティズのたたきつけた打球が三塁の頭上を越えて二塁打に。初めて得点圏に走者を背負った中、ハミルトンはABSチャレンジを山本が要求して見逃し三振。チョウリオも低めのスライダーで3球三振に斬ってピンチを脱出した。
四回は先頭のバウアーズを空振り三振。1死からマンシーの悪送球で走者を許したが、イエリッチの痛烈なライナーはマンシーが好捕。思わずマウンドから山本が拍手を送り、コントレラスは投ゴロに打ち取った。
しかし五回、先頭のララに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、続くハミルトンには三塁側へセーフティーバントを決められた。無死一、三塁のピンチを招き、オーティズの犠飛で同点に追いつかれた。それでもミッチェルを見逃し三振、チョウリオを遊ゴロに仕留めて最少失点で切り抜けた。
六回にパヘスの20号ソロで勝ち越すと、その裏、先頭を出したが女房役のフェデューシアが難しい体勢から盗塁を阻止。3人で相手の攻撃を封じ、ベンチに戻るとロバーツ監督と爽やかな笑みでハグをかわした。
ブルワーズ戦は昨年のリーグ優勝決定シリーズでメジャー移籍後初完投勝利を収めた相手。今季の対戦でも7回1失点で勝利投手となっていた。後半戦は4試合の登板で防御率1・88と安定した成績を残している。揺るぎない投球内容はナ・リーグ最高勝率を誇る相手でも不変だった。
