村上宗隆、まさかの“低評価” 8年283億円予想→ホワイトソックスと2年53億円合意 米メディアが短期契約を分析「長期契約はリスク高い」「DHの可能性」

 ヤクルトからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指していた村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスと2年3400万ドル(約53億4000万円)で合意した。ホワイトソックスが21日(日本時間22日)、発表した。

 交渉期限が22日(同23日)に迫る中での合意報道。 大リーグ公式サイトは、村上が22年に打率・318、56本塁打、134打点で三冠を獲得した実績を紹介し、「左打ちの強打者はホワイトソックスがまさに必要としていたものだ」と記した。3年連続シーズン100敗を喫し、再建途中にある球団には遊撃モンゴメリー、二塁メイドロス、捕手ティールら、複数の有望株がプレーしており、「成長著しい若手の核に加わる」と記述。また、05年のワールドチャンピオンに貢献した井口、高津両選手の名前を挙げて「ムラカミの獲得により、ホワイトソックスが再び、日本の市場に戻ってきた」と伝えた。

 今オフのFA市場で注目された一人。大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」が争奪戦からの8年1億8000万ドル(約283億円)の超大型契約を予想したが、複数の米メディアが報じた契約内容は2年3400万ドル(約53億4000万円)。予想を裏切る短期契約となった。

 メジャー球団の“低評価”について公式サイトは「22年の怪物シーズン以降、三振数と空振り率が急増し、四球率と出塁率が低下しているためだ。MLBでその圧倒的なパワーを生かすには、十分なコンタクト能力を維持できるのかという懸念が生まれていた。特に村上は、メジャーでより多く対峙することになる剛速球や、鋭く落ちるカーブやチェンジアップ系の球に苦戦していた」と分析。さらに「守備面にもいくつかの疑問がある。村上は日本で三塁と一塁の両方を守ってきたが、メジャーではDHとしての出場が増える可能性もある」と、攻守の不安材料を挙げた。

 8年1億5850万ドル(約249億円)を予想した米スポーツサイト「アスレチック」は「複数の球団は村上の守備面や空振りの多さを懸念し、長期契約はリスクが高いと見ていた」と解説。その一方で2年契約満了後、28歳の若さでFAになることができる“利点”を挙げた。

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