WBC米国代表、“最強”先発ローテ完成 日本の連覇阻止へ 最強左腕スクバル、ウェブ、剛腕守護神ミラーら新加入 2日間で一挙7投手【先発陣一覧】
全米野球連盟は18日(日本時間19日)、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表に2年連続でア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したタリク・スクバル投手(タイガース)ら4投手が出場すると発表した。
スクバルは今季、31先発13勝6敗、防御率2・21。195回1/3を投げて241奪三振をマーク。ア・リーグのサイ・ヤング賞投票では満票で2年連続の栄冠に輝いた。ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した23歳のポール・スキーンズはすでにWBC初参戦を表明しており、メジャー最強投手2人が先発の柱となる。
この日はスクバルのほか、5年連続2桁勝利のローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、さらには今季最速167・7キロをたたき出した剛腕守護神のメイソン・ミラー、23年のセーブ王で通算111セーブの記録を持つデビッド・ベドナー投手(ヤンキース)の参戦が発表された。
前日には、今季13勝のジョー・ライアン(ツインズ)、同12勝のクレイ・ホームズ(メッツ)、メジャー1年目で8先発5勝を挙げたノーラン・マクリーン(メッツ)の出場が発表。2日間で7投手が加入した。17年の第4回大会を制した野球発祥国が覇権奪回、そして、日本代表の連覇阻止に向けて強力な勝利の方程式を完成させた。
【米国代表の先発投手と主な成績】
タリク・スクバル(タイガース)25年13勝6敗、防御率2・21、241奪三振/通算54勝37敗、防御率3・08/サイ・ヤング賞2回(24、25年)、最多勝1回(24年)、最優秀防御率2回(24、25年)、最多奪三振1回(24年)、24年投手三冠達成、球宴2回(24,25年)
ポール・スキーンズ(パイレーツ)25年10勝10敗、防御率1・97、216奪三振/通算21勝13敗、防御率1・96/サイ・ヤング賞1回(25年)、最優秀防御率1回(25年)、球宴2回(24、25年)
ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)25年15勝11敗、防御率3・22、224奪三振/通算70勝53敗、防御率3・38/最多奪三振(25年)、5年連続2桁勝利、球宴2回(24、25年)
ジョー・ライアン(ツインズ)25年13勝10敗、防御率3・42、194奪三振/通算46勝36敗、防御率3・79/2桁勝利3度(22、23、25年)、球宴1回(25年)
マシュー・ボイド(カブス)25年14勝8敗、防御率3・21/通算60勝77敗、防御率4・57/球宴1回(25年)
クレイ・ホームズ(メッツ)25年12勝8敗、防御率3・53/通算36勝30敗74セーブ、防御率3・65/22~24年は抑えで74セーブ、球宴2回(22、24年)
ノーラン・マクリーン(メッツ)25年8月にメジャー初登板、8先発5勝1敗、防御率2・06





