菊池雄星 WBC初代表入り熱望「ぜひ前のめりで考えたい」 日本で公開自主トレ
エンゼルスの菊池雄星投手(34)が13日、岩手県花巻市で自主トレを公開し、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンの一員として出場することに強い意欲を示した。既にドジャース・大谷翔平投手(31)の参加が決まり、ドジャース・山本由伸投手(27)も参加する見通しとなっている中、メジャー通算48勝の左腕も代表入りを熱望した。
日の丸を背負って戦うことへの強い思いがあふれ出た。「そういうチャンスがあれば、ぜひ前のめりで考えたい」。花巻東、西武時代に日本代表でプレーした経験がなく、メジャーに活躍の舞台を移した後もWBCには縁がなかった。名を連ねることになれば、自身初の大舞台。既に所属するエンゼルスにはWBC出場の意向を伝えているという。
今季は33試合に登板して7勝11敗、防御率3・99。メジャー4球団で7年間大きな故障なく、先発投手としてローテを守り続けてきた。通算988回で1011奪三振と三振奪取能力はメジャー左腕でも屈指。大谷に続いて山本の参戦も確実な状況となり、今季オリオールズでプレーした菅野も参加に前向きな姿勢を示している中、菊池が加われば、メジャー組での強力先発陣編成がいよいよ現実のものとなる。
昨年より調整のペースを上げているという菊池。「いつお声がかかってもいいように今は準備をしている。世界一しか目標はないと思う」と覚悟に満ちた表情で、力強く言い切った。





