ドジャース キケ・ヘルナンデスと再契約へ「扉を閉ざすことはない」編成本部長が注目発言「多才さ、クラブハウスでの存在感を考えれば」
「MLBウインターミーティング」(9日、オーランド)
ドジャースのフリードマン編成本部長が報道陣の取材に応じ、FAとなっているキケ・ヘルナンデス内野手について「私たちはキケに対して扉を閉ざすことはない」と再契約へ本人の決断を待つ考えを示した。
キケとはこれまでも単年契約で合意してきた過去があり、「これまで何度獲得したか分からないが、もはや記録的な回数だろう」と語ったフリードマン編成本部長。昨オフもキャンプイン直前の2月に1年契約を結び、直前には同本部長が「扉を閉ざしていない」と発言していた。
今オフは左肘の手術を受けたが、「今は彼自身が自分と家族にとって最も理にかなった選択を見つける立場にある」と決断は本人に委ねられている現状を明かした。その上で「彼がフィールドで見せる多才さ、クラブハウスでの存在感、その価値を考えれば彼に対して扉を閉ざしたくない人は多いはずだ。だからこれからどう展開していくか見ていく」と説明した。
キケは今季、左肘の故障で離脱したがシーズン終盤に復帰。ポストシーズンでは勝負強い働きを見せ、ワールドシリーズ第6戦では左翼で鮮やかな併殺プレーを見せてサヨナラ負けの危機を救った。またMVPに輝いた山本由伸投手が表彰式でトロフィーを掲げる際に、率先してサポートするなど人柄も垣間見えたシーンがあった。
大谷とも親密な関係にあり、ロハスとともにチームの精神的支柱になっているユーティリティーマン。その動向に注目が集まる。





