菅野智之 WBC出場熱望 取り戻したい8年前の“忘れ物” 36歳全力「ラストチャンス」 現在はFA「無職」

 米大リーグ・オリオールズからFAとなった菅野智之投手(36)と、今季限りで現役を引退した前巨人の長野久義氏(40)が29日、都内のホテルでトークショーを開催した。菅野は来年3月の第6回WBCへの出場を熱望。17年大会以来となる野球日本代表「侍ジャパン」の一員として日の丸を背負うことへの思いを語った。

 再びあの舞台へ-。思いは明確だった。来年3月のWBCへの思いを問われた菅野は「お呼びがかかれば、全力で。僕もラストチャンスになると思うので、プレーしたいなという気持ちはある」と代表入りを熱望した。

 WBCの舞台には大きな“忘れ物”がある。17年の第4回大会に出場し、当時の小久保監督(現ソフトバンク監督)からはエースに指名された。だが、準決勝の米国戦で雨が降る中で6回1失点(自責0)の力投を見せたが、チームは終盤に勝ち越さて敗退。世界一奪還はかなわなかった。

 その後は度重なる故障に悩まされ、19年のプレミア12、21年の東京五輪に選出されるも代表辞退。それでも、巨人時代の24年に15勝(3敗)で完全復活を遂げ、メジャー1年目の今季はオリオールズで10勝を記録した。

 来年のWBCではドジャース・大谷や山本、カブス・今永らメジャー組が先発の中心になると見られ、侍ジャパンの井端監督も候補リストに「(メジャー契約の)全員、名前は書いています」と明かした。ベテランの菅野には、前回大会のダルビッシュのような精神的支柱の役割も期待される。

 現在はFAで「オファー待ちで無職です」という状態だ。出場へは新たな所属球団の希望も絡むが「他国は打倒・日本で、すごいメンバーをそろえてきている。そういうものを想定しながらオフシーズンを過ごせれば」と菅野。まだ見ぬ世界一の景色へ思いをはせ、2026年へと動き出す。

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