ドジャース 鉄腕ベシアの来季契約選択権行使 正式発表 フル回転左腕の年俸は“格安”5・6億円 WSは「家族の問題」で離脱も両軍救援陣が帽子に「51」つける愛されキャラ

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースは6日(日本時間7日)、アレックス・ベシア投手の来季年俸365万ドル(約5億6000万円)の契約の選択権を行使したと発表した。

 ベシアは20年にマーリンズでメジャーデビューした後、同年オフにトレードでドジャースへ移籍。実質メジャー5年目の昨季はチーム最多の67登板、5勝4敗5セーブ、13ホールド、防御率1・76をマークし、25年年俸230万ドル(約3億5000万円)プラス球団オプション26年365万ドル(約5億6000万円)で合意した。

 今季のベシアはバンダに次ぐ球団2位、自己最多の68試合に登板し、4勝2敗5セーブ、26ホールド、防御率3・02。守護神として期待されながら精彩を欠いたスコットの代役としてもフル回転した。ポストシーズンでも数少ない信頼できる救援投手として大事な場面で起用されたが、ワールドシリーズは「家族の深刻な問題」を理由にチームを離れ、自宅のあるロサンゼルスに滞在。シリーズではドジャースだけでなく、ブルージェイズのリリーフ陣が帽子に同投手の背番号「51」を書いてマウンドに上がり、感動を呼んだ。

 ドジャースが持つ同投手の保有権の期間は来季まであるため、同投手を戦力外にしない限り、退団の可能性はなかったが、球団オプションをつけたのは年俸調停を回避することが目的とみられる。

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