「野球は二の次」ロバーツ監督、家族の深刻な問題で離脱した鉄腕ベシアへの思い語る「シリーズ欠場の可能性高い」

 「ワールドシリーズ・第1戦、ブルージェイズ-ドジャース」(24日、トロント)

 ドジャースが26人の登録選手を発表。ここまでブルペン陣を支えてきた左腕のアレックス・ベシア投手が家族の深刻な問題で登録メンバーを外れた。

 ロバーツ監督は試合前の会見で今回のトロント遠征に帯同せず、ロサンゼルスに残っている左腕について言及。シリーズ全体を欠場する可能性を問われると、表情を曇らせ、「そうなる可能性が高いと思う。何か予期せぬことが起きない限り、そうなると見ている」と話した。

 ベシアは昨季に続き、今季もセットアッパーやクローザーとしてフル回転し、68登板、4勝2敗、26ホールド5セーブ、防御率3・02をマーク。ポストシーズンでも10試合のうちチーム最多タイの7試合に登板し、2勝をあげる活躍をみせていた。

 また、登録外ではなく、家族医療休暇リストに入れてシリーズ中の復帰を可能することを検討については「いくつかの選択肢は検討したが、彼が今置かれている状況を考えると、野球は二の次。球団として最善の対応だったと思う。正直なところ、詳細についてはあまり把握していない」と話した。

 指揮官はベシアの代役について「代わりになれる選手は多くいる。どんな展開になるかは分からないが、全員を信頼していますし、誰かがステップアップする必要がある。アレックスの存在は確かに大きい」と複雑な胸の内を明かした。

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