ドジャースとの総年俸格差は3倍 「一般庶民対ハリウッドスター」米記者の“失礼質問”にブルワーズ選手「どれだけ稼いでるかなんて関係ない」
ドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦を翌日に控えた12日(日本時間13日)、ブルワーズのブライス・チュラング内野手らが記者会見。米記者から球団総年俸の格差に関してドジャースの「ハリウッドスター」に対し、「一般庶民」と例えられる場面があった。
米スポーツ年俸データサイト、Spotrac.comによると、両軍の今季総年俸(メジャー登録40人)は、ドジャースがメジャー全体1位の3億5030万236ドル(約529億円)に対し、ブルワーズは同17位の1億2167万4704ドル(約192億円)。約3倍の格差が話題の一つになっていることから米記者の一人は「低年俸対高年俸」、「一般庶民対ハリウッドスター」との表現を用い、「そういう構図を楽しんでますか?」とやや失礼な質問をチュラングに投げかけた。
両腕にびっしりタトゥーを入れた25歳は「楽しんでいるって言えるかどうか分からない」とぶっきらぼうに答えた後、「俺たちはいいチームだ。総年俸の大小は時には影響するかもしれないが、常にそうじゃない。俺たちがここまで来れたのはお互いを信じ、自分を信じてきたからだ。総年俸を見て、それを言い訳にすることはない。彼らがどれだけ稼いでいるかなんて関係ない。これが俺たちがここにいる理由なんだ」と熱弁を振るった。
レギュラーシーズンを両リーグ最高勝率で終えて第1シードを獲得し、地区シリーズではカブスを3勝2敗で撃破。チュラングは「ここには素晴らしい仲間たちがいる。友情の力って言われるけど、あれは本当に存在するんですよ」と言った。





