カブスが地区シリーズ敗退 鈴木誠也がPS3発目の同点ソロも…今永昇太はブルペンで終戦 グラウンドを離れる際に一礼
「ナ・リーグ・地区シリーズ、ブルワーズ3-1カブス」(11日、ミルウォーキー)
カブスがブルワーズに敗れ、地区シリーズで敗退となった。鈴木誠也外野手は二回にポストシーズン3発目となる同点ソロを放ったが、チームを勝利に導けず。今永昇太投手はブルペンで終戦を迎えた。
ナインはベンチでブルワーズナインがグラウンドに飛び出し、喜ぶ様子を見つめた。主力選手は一様に厳しい表情を浮かべた。今永は肩を落としながらベンチへ歩いて戻り、グラウンドを離れる際には一礼して今季の戦いに別れを告げた。
1点を追う二回、剛腕新人のミジオロウスキーが投じた101マイルを完璧に捉えた鈴木。打球は右中間の自軍ブルペンに飛び込むと、一塁を回って右拳を振り上げた。価値ある一撃に敵地は騒然。プレーオフでは3発目のアーチに、ベンチも盛り上がった。
だが打線はブルワーズの強力投手陣に封じ込まれた。1点を追う六回には無死一、二塁の好機を作りながらも、鈴木が放った打球は左翼のウォーニングゾーンで失速。絶好の同点機を生かすことができなかった。
投手陣はブルペンデートなった中、初回に先制ソロを被弾。四回には2死からレイがボーンに左翼へ勝ち越しソロを浴びた。直後に今永が準備を始めたが、2死満塁のピンチとなったところで右腕・パレンシアがマウンドへ上がった。さらに七回にはダメ押しのソロを被弾したカブス。痛恨の3被弾でリードを広げられてしまった。
勝てば今年の東京開幕シリーズで激突したドジャースとリーグ優勝決定シリーズで相まみえる形になっていたが…。連敗スタートから巻き返した若きチームが最後に力尽きた。





