佐々木朗希 実質スクランブル登板も「スイッチ入れて」3回完全救援の要因「信頼できるものがある」手にした自信 ロウキに乾杯「チームのために」

 「ナ・リーグ・地区シリーズ、ドジャース-フィリーズ」(9日、ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手が3回完全救援でチームの地区シリーズ突破に大きく貢献。試合後の会見では「自分がこうしたらいいボールが投げられるという信頼できるものがあるので。それが自分の心を落ち着かせて、いいパフォーマンスが出せたんじゃないかなと思います」と明かした。

 完全アウェーの異様な雰囲気の中、見事にセーブを収めたことでメンタル面が成長した。七回裏、チームが同点に追いついた直後、ブルペンの電話が鳴った。投球練習の開始はベッツの押し出し四球後。時間がなかった中でも、「準備時間は短かったけど、スイッチを入れて」と佐々木の投球は揺るがなかった。

 「ストレートのスピードとコントロールがいいラインまできた。どんどん勝負できる」と先頭のシュワバーを押し込んで右飛に仕留めると、続くハーパーの打席では本拠地のスタンドから「ロウキ」コールがわき起こった。2球で追い込み、丁寧に変化球を低めに集めた佐々木。最後は三飛に打ち取り、怖い2人の強打者をしっかりと仕留めた。

 そして最後はボームを二ゴロに打ち取り、流れを呼び込んだ。本拠地もスタンディングオベーションに包まれた。

 救援転向後、初のイニングまたぎとなった九回も安定感は揺るがない。先頭のマーシュをしっかりと打ち取り、続くリアルミュートにはスプリットを連投して追い込み、最後は161キロで空振り三振に斬った。ケプラーも2球で追い込み、159キロで詰まらせて三飛に打ち取った。

 そして延長十回も続投。先頭のカステヤノスを三ゴロに打ち取り、ストットは三振に仕留めた。打順が1番に戻ってターナーにはフルカウントからのフォーシームで右飛に打ち取った。ベンチに戻るとロバーツ監督が出てきて右腕を出迎えた。

 完全復活の要因として「アリゾナで投手コーチに投球フォームに関して話を聞いて、どこが問題かを。アプローチは別ですけど、お互いバランスが悪くなった要因は一緒だと確認した」と説明した佐々木。「日本とアメリカの違いは、リーグ優勝が重要視される。アメリカではポストシーズンで勝ってワールドシリーズに勝つことが求められる。シーズンで貢献できなくて、何とか残されたシーズンで貢献したいと思っていた」と明かす。

 「良い緊張感の中で投げられてますし、自分がこうしたらいいボールが投げられるという信頼できるものがあるので。それが自分の心を落ち着かせて、いいパフォーマンスが出せたんじゃないかなと思います」と前を向いた。シャンパンファイトで「ロウキに乾杯」とロバーツ監督が号令したことには「チームのために働けているので」とコメントした。

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