大谷翔平107年ぶり歴史的1勝&佐々木朗希初セーブ 50発経験打者のPS勝利投手はベーブ・ルース以来 Wヘルナンデスの援護呼ぶ
「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ3-5ドジャース」(4日、フィラデルフィア)
ドジャースが価値ある逆転勝利で先勝した。大谷翔平投手がポストシーズン初先発で6回3失点9奪三振。初勝利をマークし、野手としてシーズン50本塁打以上を経験した投手がポストシーズンで勝利するのは、1918年のワールドシリーズ第4戦でベーブ・ルースが勝って以来となった。2点リードの九回から佐々木朗希投手が登板し、1回を無失点に抑えて日米通じて初セーブを挙げた。
初回を三者凡退で立ち上がった大谷。だが二回、先頭のボームに四球を与えると、続くマーシュにはフォーシームを捉えられて中前打を浴びた。無死一、二塁となり、リアルミュートにもフォーシームを捉えられ、右中間を真っ二つに破られた。2点三塁打で先制点を奪われた大谷。さらに1死後、ベイダーに犠飛を浴びて3失点となった。
直球の最速は163キロを計測したが、ことごとく低めのカーブを見極められ、苦しいピッチングになってしまった。9月16日の対戦では、フィリーズ打線を5回無安打無失点に抑えていた大谷。大粒の汗を流しながら二回のマウンドを降りた。
それでも三回から配球パターンを変更。カーブを使わず、スプリットを効果的に織り交ぜて立ち直った。上位打線を三者凡退に仕留めると、四回は失点した二回と同じくボームからの打順だったが、2イニング連続の3人斬り。五回は1死から死球を皮切りに一、二塁のピンチを招いたが、ターナーを遊直に打ち取り、シュワバーはフルカウントからカーブで2打席連続三振。ピンチを脱出すると右手でガッツポーズを作り、吠えた。
すると六回、打線が反撃の炎をあげた。2死一、二塁からキケ・ヘルナンデスの2点二塁打で1点差に迫った。その裏、ハーパーから始まる打順だったが明らかに投球テンポを上げた大谷。カーブで空振り三振に仕留めると、続くボームは1球で右飛に打ち取った。マーシュにもストライクを先行させ、フルカウントまで粘られた中、カーブで空振り三振を奪った。
そして七回2死一、二塁からテオスカー・ヘルナンデスが右中間へ逆転3ラン。これで大谷に勝利投手の権利が発生した。価値ある一撃に敵地はシーンと静まりかえり、ベンチは大盛り上がり。大谷もフェンスを乗り越えてガッツポーズ。テオスカーも絶叫しながらダイヤモンドを一周した。
七回はリリーフ待機したグラスノーが無失点に抑え、八回も続投して無失点。2点リードの九回から4番手で佐々木朗希が登板し、無失点に抑えて勝利に貢献した。
これでドジャースは3戦先勝の短期決戦で価値ある1勝を上げた。先勝した方が俄然有利となる状況の中、大谷と佐々木の力投が大きな1勝を呼んだ。





