大谷翔平に特大ブーイング 相手先発の登場に大歓声→30秒後に敵地の雰囲気一転 異例の場所で準備開始も移動させられるハプニング

 「ナ・リーグ・地区シリーズ、フィリーズ-ドジャース」(4日、フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手はポストシーズンで初の二刀流となる「1番・投手」で先発出場する。試合前にブルペンで向かうためにベンチから登場すると特大のブーイングが降り注いだ。

 直前にはフィリーズのサンチェスが先発への準備を始めた。するとスタンドから大歓声がわき起こった。その30秒後、三塁ベンチから大谷が姿を見せると強烈なブーイングへと変わった。

 そんな中でも大谷はブルペンに向かって敬礼ポーズを取り、にこやかな表情を浮かべた。敵地の異様な雰囲気を楽しむ感じもあり、センターのど真ん中でキャッチボールを開始。普段はベンチ寄りの外野で行うが、雑音封じのためか異例の場所でウォーミングアップを行った。ただ試合前セレモニーの準備が始まると場所を移動させられるハプニング。敵地の洗礼を浴びた形になった。

 さらにブルペンで投球練習中に行われたメンバー発表では再び特大のブーイング。すると大谷は笑みを浮かべながら左手を上げて応える余裕を見せた。

 前日会見で「野球に対しての熱量がすごいですし。盛り上がりも他の球場に比べてすごい熱量がある」と語っていた大谷。ポストシーズンで一段と熱狂度が増した敵地のマウンドに立つ。

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