ダルビッシュ 誠也への1球悔やむ 「もう少しボールに投げるべきだった」

 降板しベンチから試合を見守るダルビッシュ(共同)
 2回、ダルビッシュから二塁打を放つ鈴木(共同)
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 「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、カブス3-1パドレス」(2日、シカゴ)

 パドレス・ダルビッシュ有投手(39)は鈴木に痛打されたことが響いた。二回無死一塁で、内寄りのカットボールを左翼線へ二塁打され「鈴木君は内が得意。だから、もう少しボール(ゾーン)に投げるべきだった」と悔やんだ。次打者に死球。満塁からクローアームストロングに中前へ運ばれて先制を許し、交代を告げられた。

 早い回で継投に入ることは想定済みで「最初からマックスで(投げることを)考えていた」という。一回は無得点に抑えたが、二回は制球が甘くなった。

 右肘痛の影響で今季の初登板は7月だった。負担を減らすため、終盤戦は投球時の腕の角度を下げるなど試行錯誤し「本当にいっぱいいっぱいだった。全て出し切った。もうとにかく疲れた。体も、精神的にも」と精根尽き果てた様子。今後10日ほどは心身を休めるという。それでも敗戦投手でシーズンを終え「ピッチャーとしても、プロとしても悔しい。まだ成長できる」。反骨心は衰えていなかった。

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