大谷翔平 衝撃の先頭打者弾は「何本も打てる球ではない」剛腕最高の1球を粉砕→相手に強烈なダメージ【一問一答】
「ナ・リーグ・ワイルドカードシリーズ、ドジャース10-5レッズ」(30日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手はポストシーズン初の1試合2発をマーク。初回に剛腕・グリーンの161・7キロを右翼席に弾丸ライナーでたたき込んだ。これが打線に大きな勇気を与えた。
自慢の1球をいきなり粉砕したことで、相手投手の自信をそぐことができる。相手のウイニングショットを捉えればダメージは大きい。しかも大谷が打ったのは決して失投ではなく、内角ギリギリに投じた1球。「スタートとしていい打席だったと思いますし、難しいボールでしたけど、いい反応ができたと思います」と振り返った。三回にテオスカー、エドマンと変化球をきっちり捉えたことを見ても、大谷が最高の1球を捉えた事実が打線の勢いにつながった。
2発目は甘い変化球を捉えての一発。「2本目に関しては甘かったですけど、走者のいる場面でいい追加点になっているので、どちらも良さがあるのかなと思います」と大谷。どちらも価値がある一発だった。
以下、大谷との会見一問一答。
-先頭打者アーチで試合をスタートさせた気分は?
「スタートとしていい打席だったと思いますし、難しいボールでしたけど、いい反応ができたと思います」
-シリーズ第3戦に投げない場合はいつ登板するのか。
「いつでもいけるように準備はしてますし、監督含めて現場じゃないところに聞いてもらえれば、答えてもらえるんじゃないかなと思います」
-T・ヘルナンデスが好調で打線に厚みが出た。
「重要な場面で大きなホームランだと思いますし、打線が全体的にしっかりと出塁する、進塁させる、最後決める、こういう流れとして全員がいい攻撃ができてたんじゃないかなと思います」
-レギュラーシーズンの終盤から状態が上がっているか。
「きょうは良かったですけど、明日以降がどうなるかまだ分からないですし、切り替えが必要ですけど、最後いい形で終われている。(シーズン最終戦もこの試合も)どっちもいい形で終われてるというのは、自分としてもスッキリとした気持ちで今日も臨めてるので、そういう意味では気持ち面で最後、いい形で終われたというのはよかったじゃないかなと思います」
-短期決戦での先制点の重要性。
「それは先発投手にとっても早い段階で援護があるというのは、それだけ余裕を持ってゾーンを攻められるということにつながりますし、先制点以降の打席に関しても、みんなが少し心に余裕を持って、思い切って振れる場面も増えるし、タイゲームで迎えるよりも1点を取っている、追加点を取ってリードしてるっていう打席の方が気持ちとしてはいい攻撃ができるんじゃないかなと思ってます」
-2本塁打。どっちの本塁打が理想的か。
「どちらも違った良さがありますし、1本目に関しては100マイルの内角なので、なかなか狙ってるからといって何本も打てるような球ではないですし、2本目に関しては甘かったですけど、走者のいる場面でいい追加点になっているので、どちらも良さがあるのかなと思います」





