大谷翔平 苦手165キロ剛腕を撃つ 指揮官は1勝1敗なら第3戦先発を明言 敵将は内角攻め示唆
ドジャースの大谷翔平投手(31)が29日、プレーオフ、ワイルドカードシリーズ(3回戦制)第1戦を翌日に控え、二刀流メニューで調整した。
ロバーツ監督がこの日の記者会見で、1勝1敗になった場合の第3戦で大谷を先発で起用すると明言した。二刀流右腕はフリー打撃中のフィールドで30分間のキャッチボールを行い、投球の感覚を確認。何度も笑顔を見せるなど、終始リラックスした様子だった。
連覇を目指すド軍が本拠地で迎え撃つ相手は、ナ・リーグ中地区3位、公式戦最終戦でワイルドカードを手にしたレッズだ。敵将フランコーナ監督は、会見で大谷対策を問われると「それは言えないよ。彼に教えるだろ?」と報道陣を笑わせた後、「腕を伸ばして打たせてはいけない。失投すれば、打球を軽く遠くへ飛ばされる」と、内角攻めを示唆。「走っても、投げても相手を倒す。最高の一人。世代を代表する選手だ」と絶賛した。
レ軍の第1戦先発は最速165キロの剛腕グリーン。大谷を通算打率・143(7打数1安打、1四球、3三振)に封じている右腕は「彼は素晴らしい才能の持ち主だが、僕も大リーガーだ。自分を信じて最高の球を投げたい」と意気込んだ。
先手必勝。メジャー最強1番打者が“天敵”を攻略し、攻撃の口火を切る。





