鈴木誠也31号 松井に並ぶ歴代日本選手2位 打撃復調「流れに乗れるので深く考えすぎず」3戦連続4発量産

 6回、31号ソロを放つカブス・鈴木(共同)
 3試合連続となる本塁打を放ちベンチで迎えられる鈴木(共同)
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 「カブス7-3カージナルス」(27日、シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手(31)はシカゴでのカージナルス戦に「5番・右翼」で出場し、3試合連続本塁打となる31号ソロを放ち、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏のメジャー最多本塁打数に並んだ。シーズン最終盤で、ポストシーズンに弾みを付ける活躍で、今後のプレーにも期待が集まる。試合は7-3で勝利した。

 鈴木がレギュラーシーズン終盤戦で猛打を連発している。2点リードで迎えた、六回先頭の打席だった。カージナルスのフェルナンデスが投げた2球目のスライダーを鋭く振り抜くと、3試合連続で4発目となる31号本塁打を左翼席に運んだ。本来の思い切りよいスイングを取り戻し「打っている時、いい当たりが出る時は皆、そういう感じじゃないですかね」と振り返った。

 今季は前半戦だけで、25本塁打をマーク。その中で、体調不良による欠場から復帰後は、打撃が復調。最近は右翼で出場が続いており「試合の流れに乗れるのであまり打撃のことも深く考えすぎず、切り替えてできる」とリズム良く打席に入れるのが奏功しているようだ。

 シーズン31本塁打は、松井秀喜が2004年(当時ヤンキース)にマークした、メジャー自己最多に並ぶ記録だ。29号をマークした25日には「今でもヤンキースのイベントで声援を送られている偉大な人」と松井秀について語っていたが、その先輩に肩を並べる形となった。

 前日には松井秀、ドジャースの大谷に続く日本選手3人目のシーズン30本塁打、100打点の大台に到達し「恐れ多いです」と報道陣を笑わせていた主砲。右肩上がりの状態で、初めて挑むプレーオフでも頼れる存在になりそうだ。

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