ロバーツ監督「私は根っからの楽観主義者」圧巻9連続Kの救援陣に「最高だった」指揮官としての信念明かす「長い目でみていかないといけない」
「マリナーズ3-5ドジャース」(27日、シアトル)
ドジャースの救援陣が9者連続奪三振で試合を締めた。デーブ・ロバーツ監督は「最高だった。かなり興奮している」と声を弾ませながら振り返り、「準備は整っている」と宣言した。
七回から消化試合で異例の連投となったトライネンが先頭のアロザレーナに中前打を浴びたが、ローリー、ロドリゲス、ポランコを3者連続Kに仕留めた。マウンドで吠えると、八回から登板したベシアも3者連続Kの圧巻投球を見せた。
そして九回表にポストシーズン男のキケ・ヘルナンデスが左翼へ勝ち越しの2点タイムリーを放った。その裏、エンリケスが100マイル超を連発し、3者連続三振に仕留め、敵地を騒然とさせた。
九回にはポストシーズン男のキケ・ヘルナンデスが決勝の2点タイムリー。「選手たちもポストシーズンの雰囲気を感じ始めていて、集中力や熱気が伝わってきた。今夜はポストシーズンのような戦いぶりで、投手陣も素晴らしかった」と絶賛した指揮官。その上で「公式戦はあと1試合あるが、私たちの準備は整っている」と宣言した。
9月に入ってブルペン勝負で落とすゲームが続いていたドジャース。ただ指揮官は「私は根っからの楽観主義者。選手達を信じているし、彼らのことは長い目で見ていかないといけないと思っている。そして今、その成果が出てきている」と明かした。「今、選手達はポストシーズンのロースター入りや登板機会をかけて競い合っている。そういう闘志が好きだね」と言う。
ワイルドカードシリーズではカーショー、シーハンも先発から回る予定となっている。昨年、強力なブルペン陣を軸としてプレーオフを勝ち進み、ワールドシリーズ制覇を達成したドジャース。救援陣の復調ぶりに指揮官の手応えがにじんだ。





