ドジャース4年連続地区V! 大谷翔平54号&山本由伸12勝目 苦しんだチームをけん引した2人が躍動 今季を象徴したゲーム

 「ダイヤモンドバックス0-8ドジャース」(25日、フェニックス)

 ドジャースが大勝で4年連続の地区優勝を果たした。大谷翔平投手が54号2ランを放ち、先発の山本由伸投手が6回無失点の快投で12勝目をマーク。シーズン200奪三振にも到達し、大一番で日本人コンビが躍動した。

 敵地がどよめいたのは4点リードの四回だった。大谷が低めの変化球をきれいにすくい上げると、打球はグングン伸びて右中間にあるプールへと飛び込んでいった。4試合ぶりとなる54号2ラン。昨年のキャリアハイ&球団記録に並び、シーズン100打点にも到達。2年連続3度目の大台だ。

 さらにフリーマンにもこの試合2発目となる2ランが飛び出し、8点の大量援護を山本に与えたドジャース打線。なかなか援護できず勝ち星が伸びなかった右腕は、この日も立ち上がりから安定感抜群の投球。三回には1死一、二塁のピンチを招いたが、相手の走塁ミスにも助けられてスコアボードにゼロを刻んだ。

 以降はダイヤモンドバックス打線を寄せ付けず、6回無失点の快投。六回にキャロルから空振り三振を奪い、シーズン200奪三振に到達。メジャーで一流先発投手の証とも言える大台に達し、12勝目をマークした。防御率2・49は試合終了時点でナ・リーグ2位。

 ドジャースは今季、開幕から大型連勝を飾るなど、昨年に世界一を奪取した勢いそのままに白星を重ねた。6月には2位・パドレス以下を大きく突き放し、地区優勝は揺るぎないかと思われた。

 だが序盤で先発陣に離脱者が相次ぎ、過度の負担がかかったリリーフ陣が崩れ始めた。さらに野手陣でもエドマンらが離脱し、開幕前に体調不良に陥ったベッツが大不振。投打のバランスが大きく崩れて失速。8月には一時、首位の座を明け渡した。

 それでも開幕から打では大谷、投では山本がチームをけん引。一度も離脱することなく、最前線で戦い続けた。チームの信頼感が高まっていることはベンチの雰囲気を見ても明らか。そして地区優勝を決めたゲームでも2人がドジャースを引っ張った。

 これでドジャースはナ・リーグのプレーオフで第3シードが確定。日本時間の10月1日から始まるWCSでワイルドカード3位のチームを本拠地に迎え撃つ。2年連続のワールドシリーズ制覇へ、大谷と山本の次なる挑戦が始まる。

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