大谷翔平 2戦連発!シュワバーの前で51号 残り10試合ラストスパート 3年連続ナMVPへロバーツ監督「疑いの余地ない」
「ドジャース5-0フィリーズ」(17日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(31)が「1番・指名打者」で出場し、八回に2試合連発となる51号ソロを放った。リーグトップを走るフィリーズのシュワバーに2本差に迫った。ロバーツ監督は二刀流として“復活”した背番号17の3年連続MVP受賞に太鼓判。チームは連敗を止め、地区優勝マジックを8に減らした。
大谷が難敵の失投を逃さなかった。3点リードの八回。ここまで3打席無安打に封じられていた左腕ルサルドの浮いたスイーパーを完璧に捉え、中堅スタンドへたたき込んだ。
地元ファンを熱狂させた確信歩きのダメ押しソロ。ルサルドとはこの打席まで対戦成績は13打数1安打、打率・077。苦しんできた左腕を攻略する価値ある一発でもあった。ロバーツ監督は「序盤に捉えられなかったスイーパーをホームランにした。4度対戦できたのは良かった。今後(ポストシーズン)のための情報になる」とにこやかに話した。
本塁打王争いで一騎打ちの様相を呈しているシュワバーの目の前で2試合連発。指揮官は2本を追う展開に「いい戦いになりそうだね。私は自分の選手を信じるよ」と、逆転の3年連続タイトル奪取に期待を寄せた。
大谷は前日の試合で史上6人目の2年連続50号&5回無安打無失点の超人的パフォーマンスを披露した。ナ・リーグのMVP争いは、本塁打と打点で2冠を快走するシュワバーが最大のライバルと目されているが、指揮官は「今年は投打で結果を出している。圧勝。疑いの余地はない」と、3年連続タイトルに太鼓判を押した。
チームは9度目の完封勝利で連敗を止め、地区優勝マジックは8。プレーオフ進出マジックは2となった。残り10試合。大谷がもう一段ギアを上げ、ラストスパートをかける。





