大谷翔平 史上6人目2年連続50号 投げても5回ノーノー!史上初50発50K キング争いも「何も感じていない」
「ドジャース6-9フィリーズ」(16日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(31)が「1番・投手兼指名打者」で出場し、八回に右翼席へ飛距離131メートルの特大アーチをかけ、メジャー史上6人目の2年連続50号を達成した。投げては予定通りの5回を無安打無失点。5三振を奪って54奪三振とし、大リーグ公式サイトによると同一シーズン「50本塁打、50奪三振」は史上初となった。勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が崩れて逆転負けを喫した。
美しい放物線を描く打球の行方を、悠然と見届けた。確信歩きの特大アーチに、球場全体がどよめきと歓声に包まれた。大谷が見せた満足感あふれる表情が、全てを如実に物語っていた。
歴史的な一本だった。2点を追う八回。メジャー18年目、40歳のロバートソンが投じた内角カットボールをたたきつぶした。104年前のベーブ・ルースをはじめ、たった5人しか達成していない2年連続50号の偉業。メジャー最多通算762本塁打のバリー・ボンズさえ到達できなかった領域に足を踏み入れた。
「到達できるということは、それだけチームが勝つ確率が高くなるということだと思う」
大谷にとって本塁打は勝つための手段でしかない。シュワバーとの一騎打ちの様相を呈している本塁打王争いも「そこはもう何も感じていない。一つでも多くいい打席を作りたいだけ」と淡々とした口調で話した。
二刀流の真骨頂を見せた。投手としても快挙をやってのけた。10日間の調整を経たマウンドで5回無安打無失点。初対決のシュワバーに自己最速タイ162・7キロの剛球を投げ込むなど、160キロ超の直球を連発。地区2連覇を達成した強力打線を翻ろうした。「プラン通りに投げられた」と胸を張った。
23年秋に受けた右肘手術から復帰して3カ月。ロバーツ監督は大谷を68球で降板させた理由を「続投させる予定はなかった。もし方針を変えて何かが起きたら二人分の戦力を失うことになる」と、目先の勝敗より、二刀流の将来を重視したことを力説した。
チームは大谷降板直後に6失点。前日に続き、継投策がことごとく裏目に出て逆転負けを喫し、“プレーオフ前哨戦”で痛い連敗を喫した。
残り11試合。今季の打撃を「すごく調子のいい時期がなく、ここまで来ている感じがある」と表現した大谷。「ポストシーズンに向けていい状態を合わせられれば最高なんじゃないかなと思う」。2位パドレスが敗れて地区優勝マジック9。夢のポストシーズン投打同時出場へ。二刀流が総仕上げに入る。





