「オリオールズ－ドジャース－」（７日、ボルティモア）

　両チームがラインアップを発表。大谷翔平投手が「１番・指名打者」で出場し、オリオールズの先発、菅野智之投手とメジャー初対決が実現する。５連敗中のドジャースはテオスカー・ヘルナンデス、アンディ・パヘス両外野手が休養のため、スタメン外。代わって打率１割台で低迷するマイケル・コンフォート外野手を４番で、アレックス・コール外野手を右翼で、キケ・ヘルナンデスを中堅で起用した。

　大谷は前日まで１３９試合に出場し、打率・２７６、４６本塁打、８８打点、１７盗塁、ナ・リーグ最高のＯＰＳ・９８４、メジャー全体最多の１２５得点をマークしている。前日の試合は５打数１安打１打点。初回に中前打を放って３試合ぶりのヒットを記録し、両軍無得点の三回１死二、三塁の好機に遊ゴロ進塁打で先制点をもたらしたが、３打席目以降は見せ場をつくることはできなかった。

　チームは２夜連続のサヨナラ負けで５連敗。先発の山本由伸投手が３点リードの九回２死までノーヒットノーランを継続する快投を披露した。メジャー日本人投手史上３人目の快挙まであと２ストライクとしたが、ホリデーにソロ被弾した後に降板。２点リードの展開でマウンドを降りたところまで良かったが、２番手トライネンが二塁打の後に３連続四死球で１点を失うと、２死満塁からマウンドに上がったスコットが２点適時打を浴びてサヨナラ負けを喫した。

　ドジャース戦に初めて先発し、大谷と初めて対決する菅野はここまで２６登板、１４０回２／３を投げて１０勝７敗、防御率４・４１。前回、８月３１日のジャイアンツ戦は今季最短３回１／３で７失点ＫＯされた。同１４日のマリナーズ戦で２桁勝利に到達して以降、３登板で勝ち星がない。５連勝中のチームの勢いに乗りたいところだ。

　▽ドジャースのラインアップ

１番・ＤＨ　大谷　　　　　　　打率・２７６　４６本塁打　８８打点　１７盗塁　ＯＰＳ・９８４

２番・遊撃　ベッツ　　　　　　打率・２５１　１５本塁打　６３打点　ＯＰＳ・７０６

３番・一塁　フリーマン　　　　打率・２９９　１９本塁打　７７打点　ＯＰＳ・８７３

４番・左翼　コンフォート　　　打率・１９０　１０本塁打　２９打点　ＯＰＳ・６２３

５番・右翼　コール　　　　　　打率・２６８　　４本塁打　２９打点　ＯＰＳ・７４３

６番・三塁　ロハス　　　　　　打率・２６２　　６本塁打　２２打点　ＯＰＳ・７１９

７番・二塁　キム　　　　　　　打率・２９２　　２本塁打　１５打点　１２盗塁　ＯＰＳ・７１４

８番・中堅　Ｋ・ヘルナンデス　打率・２０２　　８本塁打　２５打点　ＯＰＳ・６１６

９番・捕手　ロートベット　　　打率・１０４　　０本塁打　　６打点　ＯＰＳ・３０８

　　　投手　カーショー　　　　９勝２敗　防御率３・２８