菅野智之、無念の緊急降板 154キロのゴロ打球を右足に当てて負傷 自力で歩行できず 大谷に2打席連発含む3被弾 四回途中4失点で8敗目

 「オリオールズ2-5ドジャース」(7日、ボルティモア)

 オリオールズの菅野智之投手が四回のマウンドでゴロ打球を右足に当ててて負傷し、緊急降板した。四回途中7安打4失点で8敗目(10勝)。防御率4・57。

 大谷とのメジャー初対決が注目されたマウンド。初回の打席で1ボールから外角高め直球を中堅スタンドへ運ばれ、先頭アーチで先制点を許した右腕は悔しさをにじませて、首をひねった。

 二回は7番からの下位打線を3人で料理。立ち直ったかに見えたが、三回に先頭で迎えた大谷に2球連続スプリットがボールになった後、内寄り直球をふたたび、中堅右へ運ばれた。2打席連発に本拠スタンドが騒然とする中、続くベッツへの初球を左翼席へ運ばれ、3失点目を喫した。

 悔やまれたのは四回無死二塁の場面だ。7番キムのゴロ打球を右足に当ててしまい、負傷した。自力で歩くことはできず、トレーナーらに両脇を抱えられてベンチに下がった。残した走者を捕手失策で返してしまい、4失点目がついた。

 菅野はここまで27登板、143回2/3を投げて10勝7敗、防御率4・57。前回、8月31日のジャイアンツ戦は今季最短3回1/3で7失点KOされた。同14日のマリナーズ戦で2桁勝利に到達して以降、3登板で勝ち星がない。

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