佐々木朗希「今季のメジャー復帰は厳しい」 地元メディアが伝えた23歳剛腕の現在地「潜在能力の開花を期待」 契約金9・6億円 6年の保有権
右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手の今後について地元紙、ロサンゼルス・タイムズは「今季のメジャー復帰は厳しい見通し」との見出しをつけて現状を伝えた。
佐々木はここまでマイナー3Aの試合に4度の調整登板。直近2日のマウンドは予定された5回を投げきり、3安打4失点で2敗目を喫した。初回に2被弾で4点を失った後、二回以降を無失点に抑えたが、最速球は155・9キロにとどまるなど、いつくかの課題を残す結果となった。同紙によると、平均球速は「94・4マイル(151・9キロ)まで落ちた」という。
同紙によると、佐々木の4登板についてロバーツ監督の「パフォーマンスも投球内容もまだ物足りない」と評価を紹介しながら「現時点で佐々木のメジャー再昇格の予定はないと明言した」と伝えた。
昨オフに大争奪戦の末に獲得した逸材。同紙は「球団はわずか650万ドル(約9億6000万円)の契約金で6年間の保有権を確保することができた。将来的には、メジャーのエース候補としてその潜在能力を開花させることを球団は期待している。しかし、今季に関しては、もはや失われたシーズンとなってしまった」とも記した。
また、MLB公式サイトは2日の登板結果を伝えながら、「現状とドジャースがメジャーで彼をすぐに必要としていないことを踏まえると、佐々木は少なくとももう1回は(3A)オクラホマシティーで登板する見通しだ」と、ベンチ枠に“空き”がないことを示唆した。





