佐々木朗希、3Aで2敗目 5回投げきるも課題残す 初回2被弾4失点 球速上がらず マイナー最終調整登板 防御率7・07

 「シュガーランド5-1オクラホマシティー」(2日、シュガーランド)

 右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リストに入っているドジャースの佐々木朗希投手が傘下3Aオクラホマシティーで4度目のリハビリ登板。予定通り、5回を投げて2被弾を含む3安打4失点、与四球2、奪三振2で2敗目を喫した。69球を投げてストライク42球、ボール27球。最速は155・9キロだった。4登板の防御率は7・07。

 中6日の調整で臨んだこの日の試合。佐々木は初回、2死を奪ったところまでは良かったが、3番打者にカウント2-1から抜けたスプリットが死球に。続く4番左打ちのコールには初球、内角高めの甘いコースに入った152速球を右中間席へ2ラン被弾。これで動揺したのか、次打者をストレートの四球で歩かせると、メジャー通算29本塁打、マイナー198本塁打の6番、シングルトンには2ボールから高め152キロ速球を右翼席へ2ラン被弾。2四死球2本塁打で4点を失った。

 しかし、二回以降は安定感を取り戻す。

 二回は先頭のプライスにカウント2-2から内角、150キロツーシームを中前へ運ばれ、走者を背負う。しかし、9番ディアスには初球、内角ツーシームで遊ゴロ併殺。1番マシューズにはストライクを先行させ、カウント1-2から低めボールになる134キロスプリットで空振り三振に斬った。

 三回は先頭をカウント2-2から真ん中153キロ直球で遊ゴロ。次打者をカウント1-2から外角低め154・7キロ直球で三ゴロ。初回に2ランを被弾した4番コールには9球粘られて四球となったが、5番打者を初球、内角高め153キロ直球で遊ゴロに仕留めて、2イニング連続で無失点に抑えた。

 四回は7球で3人を料理した。先頭シングルトンには1ボールから143キロの内角カットボールで中飛に打ち取ると次打者はスプリットで三ゴロ。3人目の打者には153キロ直球で空振りを奪うなど、ストライクを先行させ、外角高め151キロ直球で右飛に打ち取った。

 ロバーツ監督がメジャー復帰の条件の一つに挙げた五回は先頭をカウント2-2からスプリットで見逃し三振。3度目の対決となった1番マシューズをスプリットで左飛に。最後はマイヤーズを内角高めの152キロ速球で左飛に仕留めた。

 課題の「5回」をクリアしたが、球速は前回の159キロを下回り、指揮官が期待した「支配的な投球」を披露することはできなかった。今後、球団内で佐々木のメジャー復帰について話し合いを予定。フリードマン編成本部長らによる決断に注目が集まる。

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