ドジャースのコンフォート、8戦ぶり安打 2二塁打と好守で存在感 依然打率1割台も「必死に取り組んでいる」 地元紙辛辣「コールを起用すべき」

 「ドジャース7-0レッズ」(25日、ロサンゼルス)

 打率1割台に低迷しているドジャースのマイケル・コンフォート外野手が2本の二塁打を含む4打数2安打1得点で勝利に貢献した。初回の守備では頭上を越えようかという飛球を好捕。攻守で存在感を示し、チームの連勝、優勝マジック29に貢献した。

 1点リードの五回に先頭で右翼線二塁打を放って8試合ぶりの安打を記録。次打者パヘスの2打席連発となる23号2ランを呼び込んだ。六回1死一塁の打席は空振り三振に倒れたが、八回1死二塁の場面では左中間二塁打を放ってパヘスのダメ押し犠飛をお膳立て。打率を・187に上昇させた。

 1本目の二塁打は剛腕グリーンの159キロ直球を、2本目は4番手右腕フィリップスの158キロ直球をとらえたもの。試合後のコンフォートは不振の原因の一つに「速球への対応」を挙げ、「今日は速球に対していいスイングができた。これはずっと取り組んできた課題。まだまだやるべきことはあるが、今夜は何度かいいスイングができたと思う」と満足感。「改善の余地はある感じだけど、だいぶいい状態になってきてる」と復調の兆しを感じ取っていた。

 7月の月間成績は打率・273、OPS・827だったが、8月のそれ(24日現在)は打率・140、OPS・430。「好調な1カ月を維持したと思っていたが、それも野球の一部だと思う。調子を崩すこともあるし、少しずつ流れが変わってくることもある。でも、僕はずっと必死に取り込んでいる。内容のある打席を重ねること、つなぐこと、塁に出ること、相手にとって厄介な存在になること。今はとにかく、チームの勝利のためにできることを全部やることに集中してる」と話した。

 単年1700万ドル(約25億円)の契約。4月中旬以降、打率1割台で苦しむ32歳に地元紙ロサンゼルス・タイムズは「コンフォートにはこれまで十分な猶予が与えられてきた。そろそろベンチに下がってアレックス・コールを毎日起用すべき時だ」と辛口批判を展開している。残り30試合。プレーオフを懸けた戦いが続く中、球団の我慢はどこまで続くか。

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