ロバーツ監督、勝ち切った継投策を説明「私の判断。引っ張る理由なかった」 カーショー6回76球降板→コマ不足の救援陣小刻み起用 1点差勝利で同率首位返り咲き
「ドジャース3-2パドレス」(15日、ロサンゼルス)
ドジャースは先発のカーショーが6回をソロ1本の1失点に抑えて76球で降板し、7勝目。七回以降を5投手による継投で5連勝中のパドレス打線の反撃を1点でしのぎ、最少リードを守って逃げ切った。チームは連敗を4で止め、1試合で同率首位に返り咲いた。
大谷は3打数無安打で連続安打試合は12で止まったが、1点を追う三回無死満塁の絶好機に二ゴロで1打点を記録し、ベッツの勝ち越し犠飛につなげた。
試合後の会見。ロバーツ監督は「本当にいい試合だった」と選手たちの戦いぶりに満足感を漂わせながら、継投策に言及した。
救援陣に多くのけが人を抱え、登板過多による疲労が懸念されているにもかかわらず、カーショーをわずか76球で降板させた点には「デンバー(中5日で21日のロッキーズ戦)で投げる予定なので彼のことを考えないといけないと思った。正直、続投できたと思うが、私の判断で決めた。6回を1失点に抑えてくれたことで十分に役割を果たしてくれた。無理に引っ張る理由がなかった」と説明した。
2点リードの七回を右のカスパリアスでつないだところまでは良かったが、八回のマウンドを託した左のベシアがまさかの連続死球でピンチを背負い、1死満塁から犠飛で1点を失う。3番マチャドを迎えたところで、指揮官はすかさずベンチを飛び出し、昨季は抑えを兼任した右のトライネンにスイッチ。「あの場面は勝負どころだと感じた。一番調子のいい打者に対し、ブレーク(トライネン)がベストだと判断した」。初球スイーパーで遊飛に打ち取り、この日最大の窮地を脱すると、九回はレッズ時代の23、24年に抑え経験のあるディアスを投入。さらに2死一塁からは左の代打オハーンに対し、左のドライヤーを投入し、1点を守り切った。
ロバーツ監督はトライネンに回またぎで続投させなかった理由を「プレーオフ最終第7戦というわけではないし、最近の起用法から使いたくなかった。今夜はディアスが抑えてくれると感じていた」と説明。「ドライヤーを投入する流れも良かったと思うし、明日のためにブレーク(トライネン)を温存できたのも大きい」と満足感を漂わせた。





