ドジャースがまさか…悪夢のサヨナラ負けで3連敗 パドレスに並ばれ単独首位陥落 大谷翔平が勝ち越し弾も守護神不在が響く

 「エンゼルス7-6ドジャース」(12日、アナハイム)

 ドジャースが痛恨の今季6度目サヨナラ負けで3連敗。大谷翔平投手が九回に4戦連発となる勝ち越しの43号ソロを放つも、守護神不在でリードを守ることができなかった。

 1点リードの九回、ベシアが大誤算だった。レンヒーフォの安打とオホッピーの四球で無死一、二塁のピンチを招いた。犠打を決められ、ネトは敬遠で満塁策をとった。

 ここでシャヌエルにセンターへ犠飛を打ち上げられ、試合を振り出しに戻された。打席にはトラウトを迎えたが、フルカウントから見極められての四球。絶体絶命のピンチとなる中、ウォードのところでロバーツ監督は交代を決断。カスパリウスがウォードを空振り三振に仕留めて辛くも延長戦に持ち込んだ。

 しかしタイブレークとなった延長十回は無得点に終わり、その裏、続投したカスパリウスが試合を決められてしまった。無死二塁から送りバントが切れず一、三塁とピンチを広げてしまうと、最後はアデルのたたきつけた打球が三塁の頭上を越え、決勝点を奪われた。

 この日の大谷は同点で迎えた九回先頭の第5打席。エンゼルスの守護神・ジャンセンが投じたフォーシームを完璧に捉えた。打球は弾丸ライナーで右翼席に飛び込む43号アーチ。天を指さす姿にベンチも大盛り上がりとなった。

 悪夢が待っていたのは六回だった。無死一、二塁の好機で追い込まれながらも外角直球をきれいに捉えた。だが痛烈なライナーは二塁ベース後方にシフトしていたネトの正面に。そのまま二塁ベースを踏み、一塁へ送球され三重殺となった。メジャーで出場978試合目、通算4147打席目で初の珍事だった。

 これでチームは3連敗。エンゼルスには今季5連敗だ。パドレスがジャイアンツに勝利したため、6月14日以来、約2カ月振りに単独首位陥落となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス