「オリオールズ－マリナーズ」（１４日、ボルティモア）

　オリオールズの菅野智之投手が六回１死まで無失点の快投。５点リード、１０勝目の権利がした状況下で降雨により試合は中断した。

　中５日のマウンド。前回８日のアスレチックス戦では７回１失点の好投で９勝目を挙げている菅野は初回１死からネイラーに右翼線安打を許すも右翼ジャクソンの好返球による二塁補殺でピンチを回避し、３人で締めた。

　二回は１死から四球で走者を背負うも後続を封じると。三回と四回はずれも三者凡退。五回は先頭に右中間二塁打を許すも続くガーバーには３ボールからフルカウントに持ち込み、最後はスイーパーで空振り三振。後続を打ち取って窮地を脱した。

　３５歳の好投に応えるかのようにその裏の攻撃で打線が奮起する。先頭ウェストバーグの四球を足掛かりに２死一、三塁から暴投で１点を奪うと、二盗を試みた一塁走者が一、二塁間に挟まれる間に三塁走者が本盗に成功（記録は重盗）。さらに７番ジャクソンにも適時打が飛び出し、３点目を奪った。五回にはヘンダーソンの適時二塁打などで２点を追加し、リードを５点に広げた。

　試合は五回から降り始めた雨が激しさを増し、菅野が投球中の六回１死一塁の場面で一時中断した。