大谷翔平、4戦連発43号勝ち越しソロ 連夜のアーチに敵地騒然 HR王争い単独トップ 11戦連続安打
「エンゼルス-ドジャース」(12日、アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、同点の九回に抑えのジャンセンから4試合連続本塁打となる43号勝ち越しを放った。7月19~22日に続く、自身2度目の4戦連発。直近6戦5発の量産態勢でナ・リーグ本塁打王争いは前日まで並んでいたシュワーバー(フィリーズ)を抜いて単独トップの座を奪い返した。
この日の大谷は初顔合わせの右腕メデロスに対し、初回の打席でフルカウントから四球を選んで出塁。4番T・ヘルナンデスの左前適時打で先制のホームを踏んだ。9番ラッシングの2号2ランで同点に追いついた直後の二回はストレートの四球だった。五回は2番手左腕チェフィンの内角高めのボールになるシンカーを打ち上げ一飛に倒れた。
5-5の六回無死一、二塁の第4打席ではメジャー出場978試合、4147打席目で初となるトリプルプレーを記録した。カウント2-2外角直球を捉えたが低いライナー性の打球はシフトを敷いて二塁ベース後方に位置した遊撃ネトの正面。2走者が飛び出した状況を見て敵軍ユウ敵手は自ら二塁ベースを踏んでから一塁へ送球。エンゼルスにとっては23年8月18日のレイズ戦以来、2年ぶり8度目の三重殺を達成した。大谷は昨年9月24日のパドレス戦でロハスが記録して以来のビッグプレーをお膳立てしてしまった。
大谷は前日まで117試合に出場し、打率・284、42本塁打、78打点、17盗塁、OPS(出塁率+長打率)1・013をマーク。前日の同カードでは0-7の八回に意地の一発で3戦連発、古巣エンゼルスタジアム通算100号を達成した。 8月は前日まで全10試合で安打を記録。月間打撃成績は打率・447(38打数17安打)、4本塁打、5打点、OPS1・395としていた。





