佐々木朗希 ライブBPでの最速は96マイル 新球ツーシームも試投「実戦で使っていくつもり」 実戦復帰へ「不安も痛みもない中で投げられている」

 「ドジャース-カージナルス」(5日、ロサンゼルス)

 右肩インピンジメント症候群のため、5月から負傷者リスト(IL)に入っているドジャースの佐々木朗希投手が試合前、約3カ月ぶりに取材に応じた。現在の肩の状態について「健康面はもうだいぶよくて、不安もないし、痛みもない中で投げられている。あとは技術的なところに重点を置いてやっている」と話した。

 佐々木は8日(日本時間9日)のブルージェイズ戦の試合前にドジャースタジアムで負傷後3度目のライブBP(実戦形式の投球練習)に登板予定。ロバーツ監督は4日に佐々木がすでにアリゾナの球団キャンプ施設で2度のライブBPに登板し、次回8日のライブBPが実戦マウンド復帰に向けた最終テストになるとしていた。

 この日、佐々木はアリゾナでの2度のライブBPについて問われ「けがなく投げられた。登板後のリカバリーもできた。実戦から離れていたので対バッターの久しぶりの投球だった。感覚を戻していく必要がある」。ライブBPでの球速については最速で「96マイル(約154キロ)ですね」と話した。

 この日は試合前のドジャースタジアムでブルペン投球。34球で直球、スプリット、スライダーのほか、ツーシーム、カットボールも投げた。ツーシームについては「実戦で使っていくつもり。ライブBPでも投げたので。ただ、けがの前まで一回も投げたことがないので、何度も何度もバッターに投げて、どういう反応をするか、自分のどんな課題が出てくるのか確かめる必要がある」と話した。

 佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを使って米球界移籍を決断。大争奪戦をへてドジャースとマイナー契約で合意し、3月19日の東京開幕第2戦でメジャーデビューを果たした。しかし、8度目の登板となった5月9日のダイヤモンドバックス戦で五回途中5失点、61球で降板した後に右肩に痛みを訴えて戦線離脱した。メジャー1年目はここまで8登板、1勝1敗、防御率4・72の成績を残している。

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