超美技のヌートバー 塁上の大谷と目が合う「少しニヤッとしたよ」「アウトを取るって決めたら体のことなんで気にせず突っ込むしかない」

 試合前、取材に応じるヌートバー(撮影・小林信行)
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 「ドジャース2-3カージナルス」(4日、ロサンゼルス)

 カージナルスが競り勝った。ヌートバー外野手は決勝打を呼び込む安打を放ち、守りでもチームを救う超ファインプレーを見せた。

 ビッグプレーは1点リードの九回。先頭の大谷に安打で出塁を許すと、無死一塁からベッツが打った打球は右翼へライン際に跳んだ飛球。全速力で追いかけた右翼手・ヌートバーが最後は体を投げ飛ばしてスーパーキャッチ。ピンチ拡大を阻止した。

 走った距離は35・4メートル。ヌートバーは「打球は真っすぐ上がったから、落ちても鋭く跳ねるようなタイプじゃなかった。わりと真っすぐ高く上がったからね」と執念プレーを振り返り、「だから頭を下げて、とにかく正確に位置取りして捕りにいくことだけを心がけた。あとは運だよね。ただアウトを取るって決めたら体のことなんて気にせず、突っ込むしかないよ」と語った。

 捕球後、少し飛びだしていた一塁走者・大谷の併殺を狙ってすぐに送球。アウトにはならなかったが、「翔平があまり離れてなくて。そこは彼を褒めないと。あまり離れすぎなかったからダブルプレーに持ち込めなかった。狙ってみたけどね」とした。塁上の大谷とはその後、「彼が一塁にいた時、ふと目が合ったんだよ。こっちが見たら、彼も見てて。少しニヤッとしたよ」と明かした。

 この日は5番・右翼で出場。打撃では中飛、遊ゴロ、見逃し三振で凡退していたが、九回の第4打席は無死一塁で中前打。無死一、三塁と好機を広げ、決勝点も呼び込んだ。

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