ドジャース 殊勲のフリーマンが思わず「ギョッ」驚異の爆速を見せたキケ・ヘルナンデス 負傷者リストの選手が真っ先に
「ドジャース4-3ツインズ」(23日、ロサンゼルス)
ドジャースが1点を追う九回、フレディ・フリーマン内野手の左前2点打で逆転サヨナラ勝利。フィールドが歓喜に包まれる中、1人驚異的なスピードを発揮した選手がいた。
それは左肘痛で負傷者リストに入っているキケ・ヘルナンデス内野手。大谷が足からサヨナラのホームに滑り込んだ瞬間、勢いよくベンチを飛び出して一塁ベース付近にいた殊勲のフリーマン目がけて全力疾走を見せた。
他の選手の追随を許さず、満面の笑みで近寄ったフリーマンは「ギョッ」と目を見開き驚いた様子。キケはそのままタックルするかのように抱きついた。フリーマンも思わず満面の笑みを浮かべてキケとハグ。その後、他の選手たちが追いついて歓喜の輪ができた。
負傷者リスト入りしているが、試合中にベンチでアイスを食べるシーンが中継カメラに映し出されたキケ。真意は定かではないが、これまでのムードメーカーとしての働きぶりを見る限り、少しでもチームに漂う重苦しい雰囲気を振り払おうとしたのかもしれない。
オールスターを挟んで負けが込んだ状態。前日はミスから大量失点を引き起こして敗れるという悪循環にはまっていた。ラストシーンで見せたキケの喜びようを見ると、本当にチームの勝利を願って行動していることがわかる。
フリーマンもグラウンドインタビューで「いいベースボールゲームだった」と満足そうな笑みを浮かべていた。例え控え選手であろうが、故障者であろうが、勝利を願い全員が一つになる。そんなドジャースの強さの秘けつが垣間見えたシーンだった。





